2005年から始まった、住まいとしての町家の本当の良さを少しでも体験してもらおうという催し―「楽町楽座」―。
今までスペイン料理講習会は、スペイン文化協会として取り組んでいたのですが、今年はもっと大勢の方に知っていただこうということで、この催しに参加することになりました。



会場は、築後150年、町家指定第一号で「食育」に取り組んでおられる中井さんのお家です。
参加者は男性２名を含む21名で、カルメン先生の指導の下、料理に挑戦しました。



スペイン料理としてよく知られているスープ「ガスパチョ」をはじめ、鶏料理や飲み物（サングリア）、デザートを、ワイワイガヤガヤ手分けして作りました。



ガス台はフル回転の忙しさで、カルメン先生が熱心に料理のポイントを教えてくださいました。

おいしく味わいながらおしゃべりをして、あっという間の４時間でした。
お腹いっぱい大満足の笑顔で、またの再会を約束してお別れしました。

２００５年から始まった、町家の本当のよさを体感してもらう催し～町家で感じる町家を楽しむ～ 「楽町楽家」の一環として、５月２７日、フラメンコギター奏者 伊集院貞敏氏による「フラメンコギターの夕べ」 が、造り酒屋でもある祇園 金瓢で開催されました。

スペイン アンダルシアの風を感じさせる心地よい音色に、ほんのりアジアテイストを加えた伊集院氏のオリジナル９曲は、シェリー酒場を思わせる町家の雰囲気と見事に融合し、 日本の伝統的家屋の中に異国情緒あふれる幻想的な空間を作りだしました。



また、土間の吹き抜けスペースは独特の音響効果を発揮し、時には軽快に、時には厳かに、 また時には情熱的に紡ぎ出されるフラメンコギターの音色の魅力を最大限に引き出しました。

さらに今回、山本秀実が伊集院氏のオリジナル曲２曲に特別に振り付けたフラメンコ舞踊によって華を添え、フラメンコギターの夕べは大盛況のうちに幕を閉じました。