2024/1/28のイベント 講演会「現代スペイン映画に見る日本と日本人」

2024/1/28(日)
京都スペイン文化協会講演会

「現代スペイン映画に見る日本と日本人」


私たち日本人は、「スペインとスペイン人」に対して、様々なイメージ(固定観念)を持っていますが、現代のスペインの方々には「日本と日本人」はどう捉えられているのでしょう。

ご紹介いただいたのは<ナイト・トーキョー・デイ(原題 Mapa De Los Sonidos De Tokio)>と<Los Japón>の2本の映画。
それぞれの映画について、あらすじと、そこに見られる日本感をお話しいただきました。

まず1本目<ナイト・トーキョー・デイ>。
この映画は、第62回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映され、フランス映画高等技術委員会賞を受賞しました。
イザベル・コイシェ監督が、菊地凛子を主演に描くラブストーリーで、サスペンス・ヒューマンドラマ。
ダニエル先生が最初にこの映画を見られた時、日本という国の描かれ方が、日本=「フジヤマ、スシ、ゲイシャ」というような固定観念によって描かれているのではないか、と思われたそうです。
この映画のテーマは「コミュニケーション不足」「愛」「友情」そして「孤独」など。
たくさんの音が溢れる大都会トーキョーだからこそ「孤独」を抱え、「愛」を求めて生きる人々の姿が浮き彫りになるのかもしれません。

2本目は<Los Japón>。
コロナ禍の2019年6月にスペインで上映され、マラガ映画祭2019にて、映画祭を締めくくる作品として上映されました。

監督はアルバロ・ディアス・ロレンソ。ロレンソ監督は日本に住んだことはなく、観光客として来日した際に「びっくりしたこと」を、この映画に盛り込んだそうです。
この映画のテーマは「家族が一番」「ワークとライフのバランスが大切」「愛も大切」「男女平等」など。
ダニエル先生が、特にふれられたのは「男女平等」でした。日本の男女格差を、ユーモアとちょっぴりの皮肉を込めて描いた作品でもあります。

また、この映画では、日本人がフラメンコを披露する場面があり、そこには「日本人は、スペイン人皆がフラメンコをできると思っていませんか?」というメッセージが込められており、つまり我々日本人もスペインという国や文化をステレオタイプに捉えている可能性があるのでしょう。
互いが相手のことを知っているつもりでも、相手からすると実は「パターン化されていて、本当の姿とは違う」と感じる捉え方をしているのかもしれません。
それを互いにコミュニケーションによって修正し、本当の姿を理解しようとすることこそが大切なのだ。ダニエル先生はそのように締め括られました。

今回も、美味しいタパスをいただきながら、楽しくて深いお話を味わう素敵な時間となりました。



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イベントデータ

講演会「現代スペイン映画に見る日本と日本人」
講師 ダニエル・アリエタ・ドミンゲス 先生


日程  2024/1/28(日)


場所  スペイン料理「ラ・マーサ」   

京都市中京区亀屋町380 
(御幸町御池上る西側)
075-255-6093





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