2025/1/26のイベント 講演会「文豪ゆかりのマドリード市 ラス・レトラス地区をめぐるツアー」

20251/26(日)
京都スペイン文化協会講演会

「文豪ゆかりのマドリード市 ラス・レトラス地区をめぐるツアー」


ラス・レトラス地区とは、スペイン文学黄金世紀(16、17世紀)の文豪たちゆかりの地です。
文豪達がかつて住んだ家、かよった酒場など、地図を片手に10地点を訪ね、その逸話をご紹介いただきました。

先ずはソル(太陽)広場を起点に、マヨール広場を通り、ノーベル文学賞を受賞したスペイン著作家の名前が掲げられているラス・レトラス地区の西端へ。
そこから、コメディ劇作家のレアンドロ・フェルナンデス・デ・モラティンゆかりの地であるサン・セバスチャン教会辺りへと進み、更に、ロマン主義の恋多き詩人グスタボ・アドルフォ・ベッケルゆかりのマトゥテ広場を訪れました。

次に向かったのは、サンタ・アナ広場。
ここには時代の異なる二人の詩人の銅像が立っており、1つは黄金世紀最後の作家のカルデロン・デ・ラ・バルカ、そしてもう1つはフェデリコ・ガルシア・ロルカ。
ロルカは20世紀の詩人で、地方の民謡の歌詞を集めて「ジプシー歌集」を編んだり、楽譜の無いフラメンコの曲を採譜して、古い曲を復活させたりしたことで有名です。

更には、「ドン・キホーテ」の作者として世界中に知られるミゲル・デ・セルバンテスの名前が付いたセルバンテス通り界隈へ。
当時この通りには、セルバンテスと同年代の人気作家だったロペ・デ・ベガの居宅もあり、バルやタベルナが多いことから文人たちのたまり場だったようで、この地区の酒場で繰り返された劇作家ルイス・デ・ゴンゴラとフランシスコ・デ・ケベドのけんかは、今も語り継がれるほどです。

最後は、バジェ・インクラン(劇作家)の「ボヘミアンライト」の舞台になっている猫の小通りを経て、マドリード文化の中心地、 観光の中心地でもありプラド大通りでゴールとなりました。

広大で深いスペインの歴史と文学に触れた素敵な時間でした。マヌエルシェフの手作りのお菓子といお茶をいただき、お腹も心も満たされた幸せな午後となりました。



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イベントデータ

講演会「文豪ゆかりのマドリード市 ラス・レトラス地区をめぐるツアー」
講師 ダニエル・アリエタ・ドミンゲス 先生


日程  2025/1/26(日)


場所  Tio Pepe   

京都市左京区北白川東久保田町6番
075-724-3440





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